『老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由』についてTwitterの反応
老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由 …● 貯蓄ができない人に多い 家計の無駄 老後の生活が不安だという人は多い。公的年金だけではお金が足りなくなるのではないかという心配は根強く多くの人が持っている。知り合いのファイナンシャル・プランナーの… (出典:社会(ダイヤモンド・オンライン)) |
● 貯蓄ができない人に多い 家計の無駄
老後の生活が不安だという人は多い。公的年金だけではお金が足りなくなるのではないかという心配は根強く多くの人が持っている。知り合いのファイナンシャル・プランナーの人たちに聞いても、「定年後の生活に向けてお金が足りるかどうか心配だが、なかなか貯蓄ができなくて困っている」という相談はよくあるそうだ。ところが相談者の人たちに話しを聞いて、貯蓄ができない理由について、家計診断してみると、かなり無駄が多いことに気が付くと言う。
では一体どんな無駄があるのだろうか?定年になった人で多いのは、現役時代の生活パターンを変えずに暮らしている場合だ。例えば、現役時代の習慣でなんとなくとり続けている新聞や雑誌などはその典型だろう。また定年退職者に限らないが、契約した時のオプションがついたままになっているスマホプランもありがちだ。さらに言えば、普段はほとんど行かないスポーツジムや会員制クラブの会費なども無駄な出費に該当する。これらを少し見直すだけで少なくとも月に1万~3万円ぐらいの無駄を省くことができるだろう。
● 60歳以降の生命保険は 不要な場合が多い理由
しかしながら無駄な出費の最たるものは各種保険だろう。保険というのはめったに起きないけど、もし起きてしまったら、とても自分の蓄えではまかなえないような大きな経済的危機に備えるものだ。例えば生命保険で言えば、人生のある時期においては加入が必要だろうが、全ての期間で必ず必要というわけではない。そもそも生命保険の役割は、保険を掛けている本人が亡くなった場合、残された家族が生活に困らないようにすることだ。老後の生活において、それが必要かどうかはよく考える必要がある。仮に60歳時点でも、まだ中学生や高校生ぐらいまでの子供がいれば必要だろうが、既に子供が独立していたとしたら生命保険はほぼ不要だ。仮に配偶者と年が離れていたとしても遺族年金があるので、一定額の生活保障はある。巨額の資産を持っている場合の相続対策として生命保険が有効な場合はあるが、ほとんどの人にとっては60歳以降の生命保険は不要だろう。
ところが、意外なことに年配の人でもかなり多額の生命保険に入っているようだ。公益財団法人 生命保険文化センターが調べて平成30年12月に出した「生命保険に関する全国実態調査」※1によれば、「世帯年間払込保険料」(生命保険)は60歳~64歳で年間43.9万円、65歳~69歳では年間33.8万円となっている。これは正直言ってかなりの金額だ。たしかにこんなに保険に入っていたら貯金がなかなかできないというのもうなずける。
仮に年間40万円払っている保険を止めてそれを貯蓄に回せばどうなるだろう。10年間で400万円、20年間で800万円の蓄えができることになる。ひと頃、老後に2000万円必要という話があったが、保険料の払い込みをやめるだけで800万円貯まるのであれば、その4割はカバーできてしまうことになる。生命保険の意味をもう一度考えてみて、見直しをすることが必要ではないだろうか。
さらに医療保険も考えてみよう。前述の「生命保険に関する全国実態調査」を詳しく見てみると平成18年当時の「世帯年間払込保険料」は60歳~64歳では年間58.3万円となっていた。平成30年のデータではそれが43.9万円になっているので、この12年の間で年間払込保険料は14.4万円減っている。これは生命保険の見直しが着実に進んで不要な保険をやめる人が多くなったせいだろう。ところが生命保険はやめても医療保険に入っている人はかなり多いと思われる。
● 民間保険会社の医療保険は 本当に必要なのか?
でもよく考えてみよう。医療保険というのは本当に必要なものだろうか?そもそも医療保険というのは医療費をまかなうためのものではない。医療費をまかなうのは公的医療保険である、「健康保険」や「国民健康保険」だ。日本は国民皆保険なので、サラリーマンも自営業者も定年退職者も、必ずいずれかの健康保険に入ることが義務付けられている。医療費はこの健康保険からまかなわれるのだ。現役であれば自己負担は3割だし、70歳になると2割となり、さらに75歳(後期高齢者)になるとその負担は1割となる(但し、70歳以降も現役並みの所得のある人は現役世代同様3割となる)。
それに、もし自己負担が高額になったとしても「高額療養費制度」があるため、一定額以上は負担しなくてもよい。仮に月に100万円の治療費がかかったとしても自己負担は8万7830円だ※2。さらに70歳以上の年金生活世帯の場合は5万7600円だけで済む(年収156万~370万円までの場合)。
さらに、もし勤め先の企業に健康保険組合がある場合、その組合が独自に定める「付加給付」によって、自己負担額はさらに少なくなる場合がある。先日お邪魔したある業界の中堅企業の場合、付加給付が2万円となっていた。この場合、入院しても自己負担は2万円で済むのだ。こうなるともはや民間保険会社の医療保険は不要である。
では民間の医療保険は一体何のためにあるのかと言えば、こうした公的な医療保険ではカバーできない部分、例えば入院したときの食費や個室の差額ベッド料、そして病院にタクシーで通う場合の交通費といったところをカバーするのがその役割だ。だとすれば別に医療保険に入らなくても、貯蓄から出せば良いだろう。仮に月3000円の医療保険に入っていたとして、20年間払い込み続けるとその総額は72万円になる。もし5日入院したとして仮に1日1万円の入院給付が出たとしても5万円だ。それなら民間医療保険に入って保険料を払う代わりにその72万円を貯蓄しておき、そこから払えば良いだけの話だ。
● 現金、預金のメリットは 「用途を後から考えることができる」こと
預金の良いところはそのお金に色が付いていないことだ。保険はその目的にしか使えないが、預金であればどんな目的にも使える。すなわち貯めておきさえすれば使い道は後からゆっくり考えることができるというのが現金・預金のメリットなのである。このように考えていくと老後に大切なのは保険ではなくて現金であるということがわかる。なぜなら定年後は想定外の出費が生じることもある。自宅のあちこちが壊れて修理したり、急に病気になって入院したり、そして認知症リスクも年齢と共に高まっていくだろう。そんな時に必要なのは保険では無くてどんな目的にも自由に使える現金なのだ。現役時代の生活の発想を切り替え、無駄を無くすことは大事だが、中でも特に大きな無駄は不要な保険であるから、本当に必要な保険以外は見直すべきだろう。
老後の生活が不安だという人は多い。公的年金だけではお金が足りなくなるのではないかという心配は根強く多くの人が持っている。知り合いのファイナンシャル・プランナーの人たちに聞いても、「定年後の生活に向けてお金が足りるかどうか心配だが、なかなか貯蓄ができなくて困っている」という相談はよくあるそうだ。ところが相談者の人たちに話しを聞いて、貯蓄ができない理由について、家計診断してみると、かなり無駄が多いことに気が付くと言う。
では一体どんな無駄があるのだろうか?定年になった人で多いのは、現役時代の生活パターンを変えずに暮らしている場合だ。例えば、現役時代の習慣でなんとなくとり続けている新聞や雑誌などはその典型だろう。また定年退職者に限らないが、契約した時のオプションがついたままになっているスマホプランもありがちだ。さらに言えば、普段はほとんど行かないスポーツジムや会員制クラブの会費なども無駄な出費に該当する。これらを少し見直すだけで少なくとも月に1万~3万円ぐらいの無駄を省くことができるだろう。
● 60歳以降の生命保険は 不要な場合が多い理由
しかしながら無駄な出費の最たるものは各種保険だろう。保険というのはめったに起きないけど、もし起きてしまったら、とても自分の蓄えではまかなえないような大きな経済的危機に備えるものだ。例えば生命保険で言えば、人生のある時期においては加入が必要だろうが、全ての期間で必ず必要というわけではない。そもそも生命保険の役割は、保険を掛けている本人が亡くなった場合、残された家族が生活に困らないようにすることだ。老後の生活において、それが必要かどうかはよく考える必要がある。仮に60歳時点でも、まだ中学生や高校生ぐらいまでの子供がいれば必要だろうが、既に子供が独立していたとしたら生命保険はほぼ不要だ。仮に配偶者と年が離れていたとしても遺族年金があるので、一定額の生活保障はある。巨額の資産を持っている場合の相続対策として生命保険が有効な場合はあるが、ほとんどの人にとっては60歳以降の生命保険は不要だろう。
ところが、意外なことに年配の人でもかなり多額の生命保険に入っているようだ。公益財団法人 生命保険文化センターが調べて平成30年12月に出した「生命保険に関する全国実態調査」※1によれば、「世帯年間払込保険料」(生命保険)は60歳~64歳で年間43.9万円、65歳~69歳では年間33.8万円となっている。これは正直言ってかなりの金額だ。たしかにこんなに保険に入っていたら貯金がなかなかできないというのもうなずける。
仮に年間40万円払っている保険を止めてそれを貯蓄に回せばどうなるだろう。10年間で400万円、20年間で800万円の蓄えができることになる。ひと頃、老後に2000万円必要という話があったが、保険料の払い込みをやめるだけで800万円貯まるのであれば、その4割はカバーできてしまうことになる。生命保険の意味をもう一度考えてみて、見直しをすることが必要ではないだろうか。
さらに医療保険も考えてみよう。前述の「生命保険に関する全国実態調査」を詳しく見てみると平成18年当時の「世帯年間払込保険料」は60歳~64歳では年間58.3万円となっていた。平成30年のデータではそれが43.9万円になっているので、この12年の間で年間払込保険料は14.4万円減っている。これは生命保険の見直しが着実に進んで不要な保険をやめる人が多くなったせいだろう。ところが生命保険はやめても医療保険に入っている人はかなり多いと思われる。
● 民間保険会社の医療保険は 本当に必要なのか?
でもよく考えてみよう。医療保険というのは本当に必要なものだろうか?そもそも医療保険というのは医療費をまかなうためのものではない。医療費をまかなうのは公的医療保険である、「健康保険」や「国民健康保険」だ。日本は国民皆保険なので、サラリーマンも自営業者も定年退職者も、必ずいずれかの健康保険に入ることが義務付けられている。医療費はこの健康保険からまかなわれるのだ。現役であれば自己負担は3割だし、70歳になると2割となり、さらに75歳(後期高齢者)になるとその負担は1割となる(但し、70歳以降も現役並みの所得のある人は現役世代同様3割となる)。
それに、もし自己負担が高額になったとしても「高額療養費制度」があるため、一定額以上は負担しなくてもよい。仮に月に100万円の治療費がかかったとしても自己負担は8万7830円だ※2。さらに70歳以上の年金生活世帯の場合は5万7600円だけで済む(年収156万~370万円までの場合)。
さらに、もし勤め先の企業に健康保険組合がある場合、その組合が独自に定める「付加給付」によって、自己負担額はさらに少なくなる場合がある。先日お邪魔したある業界の中堅企業の場合、付加給付が2万円となっていた。この場合、入院しても自己負担は2万円で済むのだ。こうなるともはや民間保険会社の医療保険は不要である。
では民間の医療保険は一体何のためにあるのかと言えば、こうした公的な医療保険ではカバーできない部分、例えば入院したときの食費や個室の差額ベッド料、そして病院にタクシーで通う場合の交通費といったところをカバーするのがその役割だ。だとすれば別に医療保険に入らなくても、貯蓄から出せば良いだろう。仮に月3000円の医療保険に入っていたとして、20年間払い込み続けるとその総額は72万円になる。もし5日入院したとして仮に1日1万円の入院給付が出たとしても5万円だ。それなら民間医療保険に入って保険料を払う代わりにその72万円を貯蓄しておき、そこから払えば良いだけの話だ。
● 現金、預金のメリットは 「用途を後から考えることができる」こと
預金の良いところはそのお金に色が付いていないことだ。保険はその目的にしか使えないが、預金であればどんな目的にも使える。すなわち貯めておきさえすれば使い道は後からゆっくり考えることができるというのが現金・預金のメリットなのである。このように考えていくと老後に大切なのは保険ではなくて現金であるということがわかる。なぜなら定年後は想定外の出費が生じることもある。自宅のあちこちが壊れて修理したり、急に病気になって入院したり、そして認知症リスクも年齢と共に高まっていくだろう。そんな時に必要なのは保険では無くてどんな目的にも自由に使える現金なのだ。現役時代の生活の発想を切り替え、無駄を無くすことは大事だが、中でも特に大きな無駄は不要な保険であるから、本当に必要な保険以外は見直すべきだろう。
(出典 @shukatsu4u)おひとりさま終活スタイル
@shukatsu4u老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由 | 自分だけは損したくない人のための投資心理学 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/hlzRTFIU8a
(出典 @kuro_suke5110)クロちゃん
@kuro_suke5110老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由 https://t.co/yiO4uL6syq
(出典 @officelibertas)大江英樹
@officelibertas今朝のダイヤモンドオンラインに書いた記事です。老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由 | 自分だけは損したくない人のための投資心理学 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/46EVLaoblo
(出典 @pokohokenojisan)保険屋(乗合)
@pokohokenojisanなんですかねぇ…まぁそういう考えがあってもいいとは思いますけどね…老後に大切なのは「保険」ではなくて「現金」な理由 | 自分だけは損したくない人のための投資心理学 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/45SbXqZ6DC
コメント
コメントする