『知っているようで意外に知らない!?知っておきたい「金利」の基本』についてTwitterの反応
そもそも金利とは?
ほとんどの人は家を購入する時、金融機関から住宅ローンを借りて購入するでしょう。銀行から借りるわけですから、借りた人は、銀行に対して利息をつけてお金を返していきます。
一方、銀行に預金をする場合、私たちは銀行から(今は微々たるものですが)利息を受け取ります。銀行にお金を預けているのになぜ?と思った人も少なくないと思いますが、銀行にお金を預けることは、銀行にお金を貸していることになります。銀行は、多くのお客様からお金を集め、そのお金で株や土地を買ってさらにお金を増やしたり、企業にお金を貸して利息をつけたりして利益を出しています。ですから、利息をつけてでも多くの人に銀行にお金を預けてほしいわけです。
この利息を計算するための割合が「金利」です。金利は通常、1年間の利率(年利)で示されます。例えば、100万円を1年間借りて、103万円を返す場合には、金利は3%になります。
つまり、利息は「受け取れる金額」、金利は「利息を計算するための割合」となります。
利息の計算の仕方には、単利と複利がある
利息の計算方法には、「単利」と「複利」があります。「単利」と「複利」の違いをお話します。
100万円を3%の利回りの商品に預けた場合、1年後の利息は3万円になります(税金は考慮していません)。単利商品の場合には、その利息の3万円は引き出し、2年目も100万円で運用します。複利商品の場合には、その利息の3万円を100万円の元本に組み入れて、2年目は103万円で運用します。このように、複利の場合には、元本に利息を組み入れて運用するので、お金が増えるスピードが加速します。加えて、複利は長い時間をかけた方が効果を発揮します。
例えば、毎月3万円を利回り3%の商品で複利運用した場合、10年後、単利の場合は414万円、複利の場合は420万円になります。20年後は、単利の場合は937万円、複利の場合は987万円、30年後は、単利の場合は1,567万円、複利の場合は1,753万円と、長期で複利運用すればするほど、効果が大きくなります。
ですから、効率的にお金を増やしたいという場合には、複利の商品を選ぶようにしましょう。
お金を借りるときの手間と金利の関係は?
お金を借りる場合には、少しでも低い金利で借りたいもの。どこでお金を借りるかによって金利に大きな差がでます。
お金を貸してくれるところといえば、「消費者金融」「クレジットカード」「銀行カードローン」「信販会社」「自治体」など様々なところがあります。例えば、自治体で借りる場合と消費者金融で借りる場合を見てみましょう。
自治体と消費者金融の大きな違いは、お金を借りる時の「手間」です。自治体では簡単にお金を借りることはできません。担当者と面接をしたり、様々な書類を提出したりして、お金を借りることができるかどうかが決まります。実際にお金を借りられるまでに時間もかかります。
一方、消費者金融ではすぐにお金が借りられます。基本的に50万円以下の借り入れなら審査も手続きもわずか数分ですみます。
消費者金融の方が簡単にお金を借りられて便利ですが、その反面、金利が高くなっています。消費者金融でお金を借りたら一般的には金利は18%程度でしょう。50万円借りたら金利は9万円にもなります。つまり、簡単に借りられるということは、それだけリスクも高いということです。
基本的に金利は、手間をかければかけるほど、低くなります。逆に手間をかけなければかけないほど、高くなります。
手間と金利はまさにシーソーの関係。お金を借りる時には、手間を惜しまずにできるだけ低い金利で借りるようにしましょう。
お金を貯める、増やす、借りる時など、お金にまつわるのが「金利」です。金利と利息は同じような言葉ですが、利息は「受け取れる金額」、金利は「利息を計算するための割合」のことです。お金を増やすときには「複利」を、お金を借りるときには手間を惜しまず、低い金利で借りることを意識しましょう。
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