『新入社員、生命保険に勧誘されたときの考え方』についてTwitterの反応
今月は入社をすると勤務先で行うことになるお金の「決断」を考えてみました。どれもあなたの人生に少なからず影響する要素です。さて最後のテーマは金融商品、特に生命保険の勧誘を受けたときの決断です。
多くの新入社員は勧誘を受ける
大学に入学したとき、サークルの勧誘でにぎわう通路をくぐり抜けた記憶があるかもしれません。勧誘がきっかけとなり、思い描いていたサークルとはまったく毛色の違うサークルに漫然と入ってしまうこともあります。
そこで出会った友人関係が、その後一生続くこともあるから不思議なものです。私も、今の物書きの仕事の原点は、大学でなんとなく入ったSF研究会での同人誌づくりの経験でした。人生は分からないものです。
さて、新入社員にはサークル勧誘はないものの、いくつかの勧誘を受けることがあります。クレジットカードをつくってくれないかという勧誘、生命保険に入らないかという勧誘などです。
大学の先輩や親戚がコンタクトを取ってくることもあれば、職場のエレベーターホールに昼休みに立っている人から声をかけられることもあります。
かつては職場に出入りする生命保険会社の営業職員がいて、仕事場の机のすぐそこまで営業に来たものですが、情報管理の観点から最近は出入り禁止のことが多くなりました。その代わり、ランチタイムにエレベーターホールなどで新人を見つけては声かけするような営業が行われたりします。
毎日声をかけられると無視できずに話を聞いてしまい、あるいはなんとなく親しみがわいてきて、数カ月もせずに保険契約をしてしまうことがあります。私も22歳のときはよく分からないまま生命保険に入ってしまい、30歳のとき本社まで行って解約をすることになり大変でした。
新社会人はどう「決断」するのがいいのでしょうか。
すでにある保障で足りていることが多い
生命保険は病気やケガのリスクに備える保障です。保障額と保障内容、本人の年齢や健康状況によって保険料が異なってきます。
仮に300万円の給付がある保険に入って、3日でその給付事由に該当するケガをすれば、最初の保険料でその給付をもらうことができます。一方で掛け捨ての保険商品であった場合、ケガも病気もなく何十年も過ごせばいくら払っても保険料は戻ってきません。
保険は、お金がなくても高額負担が必要なときに備えて「不安の解消」を買う金融商品です。
まず、新入社員が確認したいのは、すでにあなたがカバーされている「公的な保障」の有無と範囲です。あなたが正社員として今の会社で働き始めたのであれば、社会保険の適用を受けていると思います。
毎月健康保険料を支払って健康保険証を所持していれば、自己負担3割で診察を受けられるということです。
健康保険制度は、高額治療が必要になったときには負担の上限を設定されています(高額療養費制度)。ほとんどの人は月8万円程度で医療費負担は上限となり、過去12カ月以内に3回上限に達すると、4回目からさらに上限が下がります。
健保組合などによってはさらに上限が低く設定されていることもあります。これを付加給付といいます(ない会社も多いので自社の健保を確認してください)。
長期療養が必要になって休む場合も、最大1年半の期間は傷病手当金として休職前の給与の3分の2相当がもらえます。これは非課税なので実感としては賃金の8割くらいをカバーする感覚です。
生命保険は、治療や入院にかかるお金や働けなくなったときの経済的不安をカバーするイメージがあると思います。まずは、公的な保障がすでにカバーしている範囲が相当あることを知っておきましょう。実は民間の生命保険ではそれほど高額の保障は必要ないことが分かります。
また、20歳代前半の若い人で入社時の健康診断で重篤な疾病が見当たらなかったのであれば、病気の可能性は低いと考えられ、焦って高額の医療保険に加入する必要はないともいえます。子どももいないなら死亡保障もなくてもいいでしょう。
親があなたのために生命保険に加入してくれていることもあります。エレベーターホールの立ち話では即決せず、一度家族にも聞いてみるといいでしょう。
黒字家計を安定化させることが第一
そしてもう一つ、若いうちから無理をして高額保障をつけなくてもいい理由があります。それは「黒字家計を確保するほうが大事」であることです。
新入社員が毎月1万円以上の保険料を払う生命保険に加入し、仮に手取りは16万円くらいだったとしたら、家計の6.25%以上が吹き飛ぶことが確定します。新人は家計が赤字にならないようしっかりやりくりすることが第一です。
家計をプラスで1カ月やりくりし、できれば貯蓄もしたいと考えるとき、保険加入が壁となってしまうようでは、いささか問題です。
どうしても気になるなら、都道府県民共済に1口2000円でもかけておけば相当の保障が掛け捨てで確保されます。「共済入ってますので」といえば、その後の勧誘もストップしますので、やんわりと断りたい方は参考にしてみてください。
社員だけが入れる保険もある
ここまで、生命保険には入らなくていいという書きぶりになってしまいましたが、リスクに備えることを否定しているわけではありません。あなたの会社にちょっとお得な保険があれば、検討してみるのも選択肢です。
先週、社内だけで案内されるいろんな制度の話をしましたが、そこでチラッと紹介した「グループ保険」は比較的条件のよい保険になっていることがあります。
簡単に説明すると、会社を窓口とすれば数十人あるいは数百人以上のまとまった契約が見込めることから(そして営業コストも下がることから)、保険会社が保険料を割安にしてくれる仕組みです。
会社の総務部などから社内メールや掲示板で案内がありますので、お得な条件であれば検討してみるといいでしょう。
(出典 @pen_fp_lab)🐧ペン🐧【独立系FP/海外拠点/プチ大家/FXトレーダー】
@pen_fp_lab普通になんか入ればいいよ養分は大事w利益率は養分から単価は富裕層からとればいい新入社員、生命保険に勧誘されたときの考え方: 日本経済新聞 https://t.co/MXV33eRV87
(出典 @IFA_takada)高田明 Akira Takada
@IFA_takada新入社員は、がん保険だけでいいと思います。(正解はありませんが)新入社員、生命保険に勧誘されたときの考え方: 日本経済新聞 https://t.co/tWS1FK2Yzr
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@kaikouraJP社会に出た時点でこれだけのマネーリテラシーがあれば。わしは週刊テレビジョンの抜粋版とキャンディーを配る保険のおばちゃんしか覚えていない。そのあと実家までしつこく勧誘電話をかけてきたことか?新入社員、生命保険に勧誘されたときの考… https://t.co/PGBXh11asb
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@nikkei【基礎から日経】無理をして高額保障をつけるより、黒字家計を確保するほうが大切――。新入社員が生命保険に勧誘されたときの考え方を解説します。▶特設ページへ https://t.co/DEmr3rY3Jnhttps://t.co/ihbEB2TlUh
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@Suginami666新入社員、生命保険に勧誘されたときの考え方: 日本経済新聞 https://t.co/DyWhLAhai5ワイも騙されて入ったけど後々会社でやってる個人共済や組織共済で事足りることがわかったから数年で辞めた。