『つみたてNISAのシンプルな2大原則とは 1番避けたいパターン、初心者の投資心理、克服のヒントも』についてTwitterの反応
2023年で一般NISAは終了し、後継の「新・NISA」がはじまる。 2024年~2028年までの制度で、積み立て(年20万円)+一般の株式や投資信託(年102万円)の2階建て制度。 2018年(平成30年)1月1日から、年間40万円の積立投資信託を20年間非課税にする「つみたてNISA」が開始された 19キロバイト (2,768 語) - 2021年11月2日 (火) 06:08 |
今が高値か安値かは誰にもわからない
よくある疑問の1つに
という始めるタイミングに関するものがあります。
もちろん安値で買って高値で売った方が利益は大きくなります。
これは基本です。
ですが、いつがその「安値」なのか、いつが「高値」なのかは誰にもわかりません。
投資歴何十年といったプロでさえわからないことを、初心者がわかるわけありません。
投資初心者にとって1番最悪のパターン
これが1番最悪のパターンです。
過ぎてしまった時間は絶対に戻ってきません。
積立NISAは1年や2年でやめるものではなく、10年、20年と長期で続けることが前提の制度です。
毎月1万円や2万円などといった少額をコツコツ積立していくことになりますので、最初は全く利益が出ません。
長期的に継続して初めて利益が出てくる制度なのです。
10年や20年といったスパンでみると、何度も高騰や暴落が訪れます。
その1つ1つを見極めることなんて不可能です。
投資期間を長くするには「いかに早く始めるか」鍵となる
それよりも大事なことは、とにかく投資期間を長くすることです。
積立NISAで人気のファンドに、米国株式ファンドがあります。
その名の通りアメリカの企業に投資するファンドですが、これまで幾度となく暴落を経験しながらその価値は右肩上がりで成長しています。
つまり長い目で見れば
ということになります。
「今は株高、バブル」そんなことは長期で見れば関係ありません。
それよりも「限られた時間を無駄にしない = 早く始める」ことが大切です。
目標とする期間までやめないこと
とにかく早く始めて、時間を味方につけることが大事だと解説しました。
これと同じくらい大切なことが
です。
・ 教育資金準備のため
・ 住宅ローン繰上げ返済資金準備のため
・ 老後資金準備のため
積立NISAを始める目的は人それぞれだと思います。
最近では「FIRE資金準備のため」なんて人もいるかもしれません。
投資初心者ほど陥りがちなミス
ここで注意しないといけない点、投資初心者ほど陥りがちなのが・ 値段が大きく上がったから、今のうちに売って利益を確定したい
・ 思いのほか下がってしまって不安だから、売却したい
といった感情のままに行動することです。
10年や20年といった長い期間続けるつもりで始めたのに、想定と違ったため売却したくなる。
これは人間誰しもが抱きがちな感情です。
ですがここでやめてしまっては、全てが水の泡です。
「想定外」には発想の転換を
想定外のことが起きた場合は発想の転換が必要です。・ 今が高値かはわからないし、さらに上昇し続ける可能性もある
・ 下がってしまった場合はより多くの口数を買うことができ、次の上昇でより大きな利益が出せる
何をするにしても「続けること」は「やめること」よりも難しいと思います。
投資においても同じです。
継続できた先に本当の利益があります。
投資で良い成績が出せた人の属性は次の2つだといいます。
・ 亡くなっている人
つまり続けた人ほど利益が出せたということになります。
感情のままに売り買いせず、無心で継続することが大切です。
ぼったくりファンドのない積立NISAは初心者にもやさしい制度
投資初心者向けの書籍やセミナーなどでよくいわれる
・ ドルコスト平均法を活かした積立を活用
この2点が自然と達成できるのも積立NISAの大きなメリットです。
積立NISAで購入できるファンドは、金融庁も認めた優良ファンドのみです。
手数料の高いファンドや毎月分配型ファンドなどは最初から除外されているので、ぼったくりファンドに手を出してしまうリスクがありません。
また、一括投資して高値をつかんでしまうこともありません。
積立NISAはその名の通り、毎月(証券会社によっては毎日投資が可能)一定額を投資する制度です。
・ 値段が高い時は少ない口数を、
・ 逆に値段が安い時はより多くの口数を
購入することになりますので、自然とドルコスト平均法を活かした投資を実践できます。
注意するべきこの2点を必然的にクリアできる積立NISAは、まさに初心者にも安心な制度といえます。
できる金額からとにかく始めること、そして継続すること
積立NISAで何よりも大事なことを解説してきました。
・ 始めること
・ 継続すること
どちらも難しいことではありますが、その分大事なことです。
毎月銀行に貯金するのと同じ感覚で、継続することがポイントになるかと思います。
値動きが気になる人は、口座残高をチェックしないことも続ける1つのコツです。
投資金額もできる金額からで問題ありません。
毎月5,000円でも1万円でも始めることが大切です。
途中で金額の調整もできるので安心してください。
ライフステージによっては余裕資金が少ないタイミングもあると思います。
その場合は投資金額を少なくしてでも続けることをおすすめします。
どうしても資金を拠出できない場合は、積立のみ停止し、売却はしないこと。
積立を止めても運用は続きます。
そのまま据え置くだけでも資産価値の増大は可能です。
売却してしまうとそこで終了です。
目標とする期間まで継続することによって、本当の利益を得ることができます。
始めることと、継続すること。