『「家賃保証100%」でも被害1000万円…オリックス銀行が絡む投資用マンションのサブリース会社がトンズラか《第2のかぼちゃの馬車騒動「レヴィー」》』について画像をまとめてみた
「家賃保証100%」でも被害1000万円…オリックス銀行が絡む投資 ... - Yahoo!ニュース 「家賃保証100%」でも被害1000万円…オリックス銀行が絡む投資 ... Yahoo!ニュース (出典:Yahoo!ニュース) |
そこで筆者は悪質サブリース業者に対する「警告レポート」にすべく取材を続けていたところ、ゴールデンウィーク明け後、レヴィーの代表電話は不通となり、植西剛士代表の携帯電話も通じなくなった。 それまでは代表電話には代行サービスの女性が出て、「伝言します」と対応(折り返しの連絡はなかった)し、植西氏は「折り返します」と携帯メールを送ってきた(折り返されたことはなかった)。 唯一、ホームページは残されているものの、オフィスは引き払われており所在不明だ。東京商工リサーチの調べで約40人の従業員を抱え、売上高が約76億円(20年8月期)、約67億円(21年8月期)、約50億円(22年8月期)と推移していた中堅不動産会社が“消えて”しまった。 レヴィーに何が起こったのか──。 1984年に京都府に生まれ、立命館大学を卒業後、大手不動産を経た植西氏が、30歳を目前にした2015年7月に立ち上げた不動産ベンチャーがレヴィーである。売買仲介、リノベーション、プロパティマネジメントなどを手掛ける。その積極営業が売上高を急拡大させたが、それが投資用不動産ローンの無理な勧誘にもつながった。 レヴィーの評判は芳しくなかった。投資家とトラブルになれば連絡がつかなくなったし、シェアハウスは手掛けなかったものの、スルガ銀行と組み1棟収益マンションなどの投資物件を扱っていた。金融界の見立ては「スマートデイズと同類」というものだ。 これまで社名をレヴィーと統一してきたが、社名変更を繰り返し会社所在地も変更してきた。会社設立時はHEARTSAssetManagement(ハーツアセットマネージメント)だったが、18年7月、ReVie(レヴィー)に変え、23年1月、CAPITAL(キャピタル)とした直後の同年3月、INFINTY(インフェニティー)としている。社名を設立約8年で4回も変えるのは不自然だし、所在地はさらに転々としており、新宿区新宿→渋谷区道玄坂→渋谷区宇田川町→渋谷区桜丘→渋谷区渋谷→渋谷区道玄坂と目まぐるしい。 また報道などでサブリース商法の限界が露呈した3月1日、渋谷区神南に別の法人番号ながら同じ社名のキャピタルを設立し、植西氏が代表に就任した。が、3月27日、インフェニティーと社名変更すると同時に、神南にインフェニティーを移転し、新キャピタルを道玄坂に持ってきた。 神南は雑居ビルながらワンフロアを使っており家賃は約200万円。インフェニティーで再起を図り、新キャピタルが道玄坂のシェアハウスで残務を引き継ぐ戦略かと思えたが、前述のように代表番号からは「現在おつなぎすることはできません」というアナウンスが流れるばかり。神南オフィスも既に閉じ「賃料2カ月進呈 FOR RENT」のチラシが置かれていた。